筆者は消化器内科医として臨床に従事しながら、横浜市立大学データサイエンス研究科で学んできました。
プログラミングや機械学習モデルに触れる環境の中で生成AIの急速な進化を実感し、今回は多くの臨床医がまだ触れていない「AIエージェント」について紹介したいと思います
◆AIエージェントとは
ChatGPTなどのチャットAIを使っている先生は多いと思われます。
では、「AIエージェント」をご存じでしょうか?
チャットAIが「質問に回答を返す」のに対し、AIエージェントは指示を出すだけでファイル操作やWeb検索、文書作成などを自律的にこなします。
優秀な秘書に仕事を丸ごと任せるイメージです。
Claude Cowork、Claude Code、OpenAI Codexなど複数ありますが、Claude CoworkはGUI(Graphical User Interface)が直感的でコーディング経験がなくても扱いやすく(Fig.1,2)、Office系ソフトとの相性が良い点が私のお気に入りです。
課金が必須なのですが、その価値は十分にあります(私は月100ドル課金です)。
Fig.1 Claude Coworkの初期画面.
フォルダを選択し、自然言語で指示を入力するだけで作業が始まる。
Fig.2 Coworkでの作業中の画面.
指示に基づきAIが自律的にファイルを読み込み、文書を作成している様子。
◆AIエージェントの活用例
具体例を紹介します。
1つ目は学会発表スライドの作成です。
論文PDFや画像をフォルダに入れ、発表時間やテーマを簡単に指示するだけで編集可能なPowerPointファイルが完成します(Fig.3)。