■ 症例
60歳代女性、下行結腸癌。
前医で下行結腸癌と診断され、精査加療目的に紹介となりました。
精査のメインは、やはり深達度診断です。
当院のリアル内視鏡では、下行結腸に12mm大のIs型病変を認め、早期癌に合致する所見でした(Fig.1)。
病変をさらに詳細に観察する目的で、NBI併用拡大観察を行いました(Fig.2)。とくに中心部の陥凹が関心領域となります。
この検査結果では、JNET分類Type 2Bと診断され、粘膜内癌が示唆されました。
では、この病変をバーチャル内視鏡で見てみましょう(Fig.3)。