【最終回】6. 大腸CT割面で早期大腸癌の深達度に迫る

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■ 症例

60歳代女性、下行結腸癌。
前医で下行結腸癌と診断され、精査加療目的に紹介となりました。
精査のメインは、やはり深達度診断です。
当院のリアル内視鏡では、下行結腸に12mm大のIs型病変を認め、早期癌に合致する所見でした(Fig.1)。


Fig.1 リアル内視鏡.

病変をさらに詳細に観察する目的で、NBI併用拡大観察を行いました(Fig.2)。とくに中心部の陥凹が関心領域となります。
この検査結果では、JNET分類Type 2Bと診断され、粘膜内癌が示唆されました。


Fig.2 リアル内視鏡(NBI併用拡大観察).


では、この病変をバーチャル内視鏡で見てみましょう(Fig.3)。

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