4.バウヒン弁 鶴丸大介(九州大学大学院臨床放射線科学)

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バウヒン弁とは?

回盲弁のことで、回腸と盲腸の境界にある弁状の構造です。

解剖学的に盲腸の終点にあたるので、ランドマークとしての役割もあります。

唇状の形態であり、肛門側(内視鏡で手前側)は上唇、肛門側(奥側)は下唇と呼ばれます(Fig.1)。


Fig.1 バウヒン弁の正常像(光学内視鏡).
画像のように、通常は左側(9時方向)に同定される。

CTCにおけるバウヒン弁の正常像

大腸CT(CTC) でも、バウヒン弁は重要なランドマークであり、読影の際はバウヒン弁を確認して盲腸や虫垂を評価することになります。

内視鏡では一目でバウヒン弁とわかりますが、CTCではバウヒン弁は隆起として描出されるため、病変と紛らわしいことがあります。

また、蠕動や開口により見え方も異なります。

したがって、バウヒン弁の正常像を知っておく必要があります。

CTCでバウヒン弁は、90%以上同定可能であり、約75%が唇様の形態を示します(Fig.2)。

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