負担の少ない大腸CT
大腸を精密に検査できるのは内視鏡ですが、一般の人にとっては、身体的、精神的な負担が少なからずあります。
たくさんの下剤を飲用するのも大変ですし、カメラを肛門から体内に入れること自体、抵抗感が強いと言われています。
どんなに優れた検査とわかっていても、必要性がない限りは受けたくないものです。
一方で、大腸CTは、内視鏡に比べて下剤の量も少なく、炭酸ガスを送気するためのチューブを肛門に挿入する必要がありますが、カメラ自体が体内に入るわけではありません。
イメージ的にも内視鏡より負担が少ないです。
そういう意味では、内視鏡に抵抗のある人にとって、大腸CTは良い適応と言えます。
なお、大腸CTの保険適応は、「他の検査で大腸に悪性腫瘍が疑われる」ケースであり、便潜血陽性などが含まれます。
大腸CTは、女性に向いている?
女性は男性よりも大腸内視鏡に抵抗があると報告されており、その原因は羞恥心と言われています。
実際に、女性の半数が女性医師による大腸内視鏡を希望するというデータがあります1)。
私もCTCメルマガの読者にアンケートを実施してみましたが、内視鏡と大腸CTの両方で、女性は同性の医師もしくは技師による検査を希望する傾向がありました(Fig.1)。