~[基礎編]其の参 Endo IQ式 経口挿入法より続く~
指導医D
では、実践的な内容に移っていこうか。
次は生検。
生検は最も初歩的な手技であるけど、どんな手技にとっても通ずる基本中の基本だから、いい加減に覚えてはいけないよ。
若手医師H
はい、お願いします。
では、モデルでやってみようか。
このクリップを生検鉗子と見立てて、生検をするつもりで鉗子を病変に当ててみて。
鉗子を内視鏡先端から押し出す際には、スコープ自体を動かないようにしよう。
はい、やってみます。
このポリープをターゲットとして、生検をしてみます(Mov.1)。
Mov.1 H先生の生検(00:16)
最初は、鉗子が病変と少しずれてしまいました。
惜しかったけど、どうしてずれたと思う?
思っていたのと、出てくる方向が違いました。
その通り!
鉗子口の場所はスコープによって微妙に変わってくるから、まずはどこから鉗子が出てくるか、把握しないといけない。
生検に取り掛かる前に、まずは鉗子を少し出して、どの方向から出てくるかを見たほうがいいね。
さらに、鉗子を出した時に、病変まで届いていなかったね。
スコープと病変との距離感を把握するのは、最初は難しいよね。近すぎても遠すぎてもよくなんだよ。
見本を見せようか。では、この潰瘍の真ん中をターゲットにするね(Mov.2)。