[基礎編]其の四 より良い生検の方法
土肥 統(京都府立医科大学消化器内科学)

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[基礎編]其の参  Endo IQ式 経口挿入法より続く~


指導医D

では、実践的な内容に移っていこうか。

次は生検。

生検は最も初歩的な手技であるけど、どんな手技にとっても通ずる基本中の基本だから、いい加減に覚えてはいけないよ。

 

若手医師H

はい、お願いします。

 

では、モデルでやってみようか。

このクリップを生検鉗子と見立てて、生検をするつもりで鉗子を病変に当ててみて。

鉗子を内視鏡先端から押し出す際には、スコープ自体を動かないようにしよう。

 

はい、やってみます。

このポリープをターゲットとして、生検をしてみます(Mov.1)。

 

Mov.1 H先生の生検(00:16

 

最初は、鉗子が病変と少しずれてしまいました。

 

惜しかったけど、どうしてずれたと思う?

 

思っていたのと、出てくる方向が違いました。

 

その通り!

鉗子口の場所はスコープによって微妙に変わってくるから、まずはどこから鉗子が出てくるか、把握しないといけない。

生検に取り掛かる前に、まずは鉗子を少し出して、どの方向から出てくるかを見たほうがいいね。

さらに、鉗子を出した時に、病変まで届いていなかったね。

スコープと病変との距離感を把握するのは、最初は難しいよね。近すぎても遠すぎてもよくなんだよ。

見本を見せようか。では、この潰瘍の真ん中をターゲットにするね(Mov.2)。

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