編集室 厳選!!
30 誌のラインナップを誇る医学書院の雑誌から
消化器関連特集・記事(12月発行)をご紹介します。
医学書院の消化器関連雑誌・記事(12月発行)を紹介します!
消化器外科総合誌
『臨床外科』 Vol.80 No.13(2025年12月号)
特集
「Advanced LECSを安全に導入するためのバイブル」〔特別付録Web動画付き〕
https://www.igaku-shoin.co.jp/journal/detail/41538
腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)は、GISTをはじめとする胃粘膜下腫瘍に対し開発が進み、保険収載を経て現在では、胃癌・十二指腸癌にも広く応用されています。
一方で、胃癌・十二指腸癌・胃噴門部腫瘍・大腸腫瘍への適応には手技の工夫が不可欠で、理解不足は重大な合併症につながりかねません。
本特集では、多様化するLECS手技=Advanced LECSを安全に実施するための実践的ポイントを、豊富な図説とWeb動画を用いて解説。
導入施設・若手外科医にとっての必携書として、ぜひご活用ください!
『臨床外科』は2026年より発行形態が変わります! 詳細はこちら
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理学療法士のための月刊誌
『理学療法ジャーナル』 Vol.59 No.12(2025年12月号)
特集
「慢性炎症と運動療法 運動による炎症制御の可能性」
https://www.igaku-shoin.co.jp/journal/detail/41822
「運動と慢性炎症──改善効果と作用機序」川西範明
整形外科医の「うまくなりたい」「学びたい」に応える月刊誌
『臨床整形外科』 Vol.59 No.12(2025年12月号)
特集
「いまアップデートしたい 整形外科医のための運動療法新常識」
https://www.igaku-shoin.co.jp/journal/detail/41552
「「肝疾患に対する運動療法」橋田竜騎・他
消化器内科医にとって、脂肪肝は日常診療で非常に悩ましい疾患です。
とくに at risk MASH の拾い上げや、治療薬が存在しない現状での治療戦略に苦慮されている方も多いのではないでしょうか。
両論文は、MASH(代謝機能障害関連脂肪肝炎)/MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)における発症・進展に慢性炎症が関与している点を強調し、運動療法が炎症の制御・抑制に重要な役割を果たすことを共通して述べています。
また、有酸素運動とレジスタンス運動の双方が、予防・改善の中心となる治療手段であると整理しています。
川西論文では、運動が慢性炎症を改善する分子レベルの作用機序に焦点を当てて解説。
持続的な運動は、肥満誘導性の脂肪組織・骨格筋・肝臓などの局所慢性炎症を抑制し、肝臓においては肝線維化の進行を軽減する効果が示されています。
橋田論文では、MASLDを糖尿病や心血管疾患に留まらず、変形性膝関節症(KOA)をはじめとする整形外科疾患とも関連する“全身性疾患”として捉えて解説。
改善のための有酸素運動、レジスタンス運動の具体的プロトコールを提示し、運動が困難な患者に向けて開発された低強度レジスタンス中心の「肝炎体操」も紹介しています。
”運動”の観点から肝疾患診療をとらえ直してみてはいかがでしょうか。
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