| 用途 | ESD用トラクションデバイス |
| 開発者 | 炭山和毅(東京慈恵会医科大学内視鏡医学講座) |
| 企業 |
株式会社オクムラ(製造) |
製品開発の背景
当講座では、大阪商工会議所の支援のもと、2014年に、医療業界外のモノづくり企業と連携し、消化器内視鏡用機器開発を行うための産学医工連携コンソーシアム(Multidisciplinary Working Group for Innovation in Gastrointestinal Endoscopy: MUGGIE)を結成しました。
その最初の取り組みとしてMulti-Loop Traction DeviceTM(以下MLTD、ボストン・サイエンティフィック ジャパン、東京)は開発されました。
製造は、自動車部品を主たる製品とする三重県松阪市のオクムラが担当しました。
開発の経緯
ESDにおける管腔内牽引では、粘膜下層を十分に展開しづらい、牽引の方向や強さの調整が難しい、装脱着に時間がかかり手技が中断する、などの問題があり、従来品ではそれらの解決は難しく思われました。
そこで、装着/脱着が簡単で視野を確保しやすく、牽引方向を調整できるデバイスの開発に至りました。
製品の特徴
MLTDは、長さ19mm、ループ径6×4mm、線径0.3mm、重さ0.1gの直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(linear low density polyethylene: L-LDPE)製で、3連鎖ループ形状をしています (Fig.1)。