「読影・野中塾」受講生の声(第2期に受講された先生方の感想です!)

<第2期受講、経験:8年目、病院勤務、消化器内科医、男性の受講者の先生よりいただいた感想>

系統立てた読影法を学ぶことができ大変勉強になりました。疫学から臨床面までの細かい質問にも答えていただき、参考になった受講者の先生が多いと思います。当直などでリアルタイムの講義に参加できない場合でも、講義の録画動画を好きな時間に視聴することができますので、繰り返し勉強することが可能でした。

<第2期受講、経験:7年目、病院勤務、消化器内科医、女性の受講者(共働き、子育て中)の先生よりいただいた感想>

[第2期を受講してよかった点について] 地方で子育てをしながら働いており、読影勉強会へ現地参加をすることはなかなか難しいと感じておりました。院内でも内視鏡所見について検討する場もなく、自分の読影の正誤も分からないまま日々の検査・治療を行っていたため、オンラインで双方向のコミュニケーションが取れる勉強会で他の先生方の読影を聞きつつ講義を受けられるのは大変勉強になりました。

[講義の録画動画の公開について] 仕事が終わらずリアルタイムでの参加が出来ないこともあったため、録画動画の公開は非常に有り難かったです。また、理解しきれなかったところや後日疑問に思ったことなどの復習にも役立ちました。

[Zoom個別読影レクチャー(宿題)について] 1回しか提出できませんでしたが、丁寧なアドバイスを返していただき大変勉強になりました。

[改善して欲しい点について] 個別読影レクチャーのお返事が早めにいただけると嬉しいと思いました(ただ、お忙しい中でみていただいているので、このあたりは仕方のないところかなと思っています)。1回目読影のフィードバックを踏まえた上で2回目以降の読影を提出しようと思っておりましたが、期限切れになってしまい勿体なかったと反省しています。

[第3期の応募者へのメッセージ] 根拠を持って読影を行いたい方、普段読影所見の検討をする場がない方など、とてもおすすめです。

[家事や育児でお忙しい女性医師の皆様へのメッセージ] 自分のスキルアップが感じられると、仕事が楽しくなる。当たり前のことではありますが、産後・復帰後などは自分のスキルアップのために割ける時間も限られ、現実的に難しいことも増えると思います。オンラインでの講演会はたくさんあるものの、決まった時間にしか見られず見逃したり、視聴するだけの講義でなんとなくわかったつもりになっても日常診療では活かせなかったり…私自身は産後そのようなことが増えスキルアップの実感があまり得られずにおりました。しかしこの勉強会を経て、日常診療が今まで以上に楽しくなりました。医師人生は長いけれど、仕事だけに集中はできない。だからこそ、野中塾のような勉強会で学ぶことで仕事の楽しみを増やすことが大切だと感じました。地方の方、お子さんのいる方などには特におすすめです。

<第2期受講、経験:16年目、病院勤務、消化器内科医、女性の受講者(共働き、子育て中)の先生よりいただいた感想>

現在共働きで3人の子育てをしながら地方病院に長年勤務している内視鏡医です。これまで大学での専門研修を受ける機会がなく、読影のプロに教わる機会も得られず、学会や研究会などに参加することも難しい状況であったため、内視鏡読影のお作法的なことも正直わからずに読影してきました。

しかし、内視鏡検査を続けるうちに、もっと専門的に学習してより丁寧な観察、詳しい所見を記載したいと思うようになり、Webで内視鏡関連の学会、e-learning、講演会などを拝聴したり、内視鏡検査の本をいろいろ買ってみたりして勉強するようになりました。そのようなときに、「ガストロペディア」で「読影・野中塾」の第2期生募集の入塾案内を見つけました。

読影には全く自信がなかったので読影できるかどうかの不安と、リアルタイムでの参加が難しい時間帯で迷いましたが、後日の録画での拝聴ができると記載されていたこともあり、内視鏡読影の基礎を一から学び直したいという気持ちで申し込みました。

野中塾は、それぞれのテーマに合わせて何症例か問題が出題され、塾生の皆さんが読影される形式で、その後に、野中先生の模範解答や病理解説、そのテーマの講義があります。毎月の勉強会は非常にわかりやすい内容で、野中先生と塾生の皆さんとのやり取りも楽しく、とても勉強になりました。特に、野中先生が診断に迷った症例、塾生が間違って診断しやすい症例、教訓となるような症例など、普段教科書には書かれていないような症例をいろいろと学べたことが非常に良かったです。『(書籍)消化管内視鏡診断マル秘ノート』シリーズで、なんとなく読み飛ばしていた項目も改めて学習することができました。

「Zoom読影レクチャー(宿題)」に関しては、毎回1症例の症例提示があり、通常光・インジゴカルミン撒布・NBIなどの写真から、その症例を自分でどのように読影したのかを実際に録画して送ります。私はうまく順序だてて説明するのが苦手でしたので、毎回原稿を作成して録画しました。後日、模範解答がコメントと共に送られてくるので、それを復習するといった内容でした。こちらも、いろいろな教科書で類似症例を探したり、鑑別を考えて悩んだり、自分の頭で考えるトレーニングができたことが大変勉強になりました。

野中塾に参加したことで、これまで根拠なく、何となく粘膜が不整で、何となく癌かもしれないと思っていた病変を、組織像を推測しながら根拠をもって自分なりに順序立てて考えられるようになりました。まだまだ学び足りないことはたくさんありますが、今回の学びを何度も復習し、今後も努力・精進していきたいと思います。

第2期では、比較的若い先生が多かったような印象でしたが、「これから内視鏡の読影を勉強したい先生」「読影のレベルアップを目指したい先生」はもちろん、「子育てなどでなかなか勉強会に参加できなかった先生」「もう一度学び直したい先生」「休職中の先生」などにも、ぜひ第3期の野中塾への参加をおすすめいたします。

今回、お忙しいなか講義をしていただきました野中先生、講義中に勇気をもって読影していただいた先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。医学書院の企画担当のWall-Eさんも野中先生への質問のやり取りなどをサポートいただいて本当にありがとうございました。またこれからも、さまざまな先生の読影の講義を企画していただけましたら、ぜひともも参加させていただきたいです。今後ともよろしくお願いいたします。

<第2期受講、経験:15年目、病院勤務、消化器内科医、男性の受講者の先生よりいただいた感想>

[第2期を受講してよかった点について] 今まで自分が使っていた言葉が、如何に曖昧に使っていたことがわかりました。 NBIについては今まで色んな本を読んで、なんとなくわかっていたつもりでしたが、野中先生の読影の説明を聞き、NBIでの読影、診断はこうするのかと目から鱗が何度も落ちました。

[講義の録画動画の公開について] 私は一回目の講義からコロナのため欠席してしまいました。しかしその翌日にはオンラインで見ることができ、いつでもどこでも自分の都合の良い時に学習できました。また、日常診療で迷ってもすぐに復習できるため、自分のペースで学ぶことができでよかったです。ULの講義については何度も何度もUL本を片手に動画を見直し、今では少しだけわかった気になっております。

[Zoom個別読影レクチャー(宿題)について] 講義にそった内容の読影画像があり、その時に学んだ知識の整理、活用にもってこいでした。また、声に出して録音することにより自分の読影診断のルーチンを形成するのにとても役立ちました。

[改善して欲しい点について] 一年では短いところです。もっと野中先生から学びたいと思いました。

[第3期の応募者へのメッセージ] 潰瘍性病変、陥凹性病変の使い分けや違いがわかりますか? 少しでもあれっと思った方は、ぜひこの講義を受けてみてください。明日から役立つ知識が盛りだくさんです。一年後にはものの考え方や捉え方が変わります。

[その他について] 今回始めてネットでグループでの講義を経験しました。他の先生の読影を聞くたびに、なるほどと思うことが多々あり、とても勉強になりました。 野中先生が講義で私たちの質問や回答に対して、よく、なるほどねと肯定的に言ってくださっていたのが印象的でした。私も若手の指導をする際は、野中先生のように、相手の意見をまずは聞き、その上で優しく教えていきたいと思いました。医学知識だけではなく、若手医師の教育の方法も学んだ一年でした。ありがとうございました。 (若手には「モテ本1、2」を理解すれば大抵のことは大丈夫だからと、熟読するように推薦しております。続編が出ることを心から楽しみにしております。個人的にはNBIについて、診断~範囲診断などについて、沢山の画像が掲載された症例集で学びたいです。)

<第2期受講、経験:5年目、病院勤務、内科医、男性の受講者(義務年限中)の先生よりいただいた感想>

[第2期を受講してよかった点について] 何より、オンラインを通して野中先生の講義を直接受けられたことです。野中先生の優しく楽しい雰囲気の中で各テーマに沿った講義を受けることができ、とても勉強になりました。「モテ本」で理解した気になっていた知識も、実際に読影をしてみると実用できていなかったことを痛感しました。また、立場の異なる医師が多数参加されていることも魅力だと思いました。優秀な先生方の発言や考え方を聞くことができ、そちらもとても有意義でした。

[講義の録画動画の公開について] 自分の好きな時間で何回も繰り返し見ることができるので、非常にありがたかったです。

[Zoom個別読影レクチャー(宿題)について] 自分の読影を評価してもらえる機会は現在勤務している施設ではありませんでした。読影の順番・正確性のフィードバックや要点のコメントを個別にいただくことができるので、復習にも身が入りますし、非常に勉強になりました。

[改善して欲しい点について] 特には思いつきませんでした。オンラインならではで少し音声が途絶えたり、ラグが生じたりについては、多くはないですが、慣れが必要だと思いました。

[第3期の応募者へのメッセージ] 非専門医の立場からの意見になりますが、同じ立場の先生には特におすすめです。自分の至らなさを実感することも多かったですが、それを咎めることのない雰囲気の中で勉強ができました。「講義の録画動画」や「Zoom個別読影レクチャー」で復習する機会がたくさんあり、自分の成長を実感することができます。限定された時間の講義のみではない「野中塾」はさまざまな参加の仕方があると思います。自分のやり方で、ぜひ頑張っていただければと思います。

<第2期受講、経験:8年目、病院勤務、消化器内科医、男性の受講者の先生よりいただいた感想>

[第2期を受講してよかった点について] 病状説明を行う際に必要な知識や、理解していた気になっていた部分、自分に足りない所を発現することで再認識でき、どのように勉強していくべきかを学ぶことができました。

[講義の録画動画の公開について] 録画動画は重要でした。再度録画動画をみることで一度聞いただけでは、理解した気になっている部分などがわかりました。

[Zoom個別読影レクチャー(宿題)について] すみません、最終的にやりかたがわからず手がでませんでした。

[改善して欲しい点について] 野中先生のご負担になってしまいますが、講義時間内だけではなく、直接質問できるような質問時間をとっていただけると幸いです。 自分たちで日々臨床で悩んでいる症例の提示や読影の仕方などご教授いただければ嬉しいです。

[第3期の応募者へのメッセージ] 本当に基礎からしっかりと講義していただけます。ぜひ参加してみてください。

[その他] 難しいと思いますが、Zoomなどで東京女子医大でのカンファへも参加などできるとうれしいです。 

<第2期受講、消化器内科のクリニック開業医、男性の受講者の先生よりいただいたコメント>

講義を聞き、テキストで再確認、基本的な勉強方法を最近していませんでしたが、野中先生はその都度忘れていそうな基本的な事項を質問してくださり、知識の再確認にとてもよいです。

[講義の録画動画の公開について] 外来診療中のため、オンタイムは細切れ、ほとんど録画で見ています。 講義を聴いてからもう一度見返すと頭に入りやすいです。

[Zoom個別読影レクチャー(宿題)について]

・実際に自分で話したものをチェックしていただける機会はほとんどなく、貴重です。各人にコメントされるのは非常に手間がかかり大変だと思います。貴重な時間を割いていただいていることを認識して取り組みたいと思います。

・質的診断、量的診断がばらばらに読影していることが指摘されてよくわかりました。トレーニングとしてできるだけ、原稿を作らず、頭の中で順番を組み立ててから録音していますがそれでも思った順番でしゃべれません。フィードバックいただいてから、再度声に出して読影し直しています。

[ある回の講義について]

・非常に勉強になりました。白苔があるとそれだけで潰瘍性病変と述べていました。今回も漫然と行っていた間違いをいくつも認識することができました。

・漠然と判断していた萎縮について再度確認できてよかったです。印税のお話も面白かったです。

・今回の講義で最も印象に残ったのは、紹介元の先生と患者さんがトラブルにならないように配慮されているというお話でした。紹介する患者さん、紹介先の先生がトラブルないように細かい説明、情報提供を行うことを心がけたいと思いました。

・講義でも使用している「UL本」を早速購入しました。ひだの集中についてご質問させていただいた点も記載されていました。頭文字のメッセージを探す余裕はありませんでした、、、。しかし読めば読むほどにULの診断は難しいと感じます。講義で少しでも理解が深められればと思います。

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<第4期「読影・野中塾」の詳細はこちら>

https://gastro.igaku-shoin.co.jp/articles/nonakajyuku_2024

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