早期胃癌の診断において、まずは「癌を視認できること」が重要です。例えばH. pylori除菌後の萎縮性胃炎では地図状発赤を認め、発赤陥凹が多発しています。この発赤内の早期胃癌を通常光観察で認識する目を養うには経験が必要です。従来の光源では胃内でNBIに切り替えると暗くて観察が困難でしたが、EVIS X1®(イーヴィス エックスワン)では胃内でNBIに切り替えると地図状発赤は淡い茶色になり、早期胃癌は地図状発赤より濃いBrownish Areaとして認識できるためNBI非拡大観察も有用です(Fig.1)。
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