リンパ濾胞(二村 聡の消化管病理用語集)

lymphoid follicle/lymph follicle

中央部に胚中心を備えたリンパ小節です。このリンパ小節は二次小節 (secondary nodule)とも呼ばれています。
ちなみに、胚中心を備えていないリンパ小節は一次小節と呼称されています。

二次リンパ小節は、とくに回腸終末部の粘膜固有層や粘膜下組織浅層に発達しており、孤立または集合して分布しています。孤立したものを孤立リンパ小節、集合したものを集合リンパ小節と呼んでいます。
これらのリンパ組織は粘膜関連リンパ組織 (mucosa-associated lymphoid tissue; MALT)と呼ばれており、粘膜免疫機構を展開する場として広く認知されています。

 

 

 

 

 

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著者

  • 二村 聡 : 福岡大学筑紫病院病理部・病理診断科

タグ

  • 病理
  • 消化管