山田分類は,胃の内腔に突出した病変を肉眼的に4つの形態に分類したもので,1965年に山田らが初めて報告した.
腫瘍,非腫瘍および上皮性,非上皮性などの病態の区別なく,形態を純粋に4つに分類したものである(Fig. 1).
山田分類を内視鏡像に当てはめるとFig. 2~5のとおりになる.
I型は隆起の起始部はなだらかで,周囲と明瞭に境界されない(Fig. 2).
II型の起始部は周囲と境界されるが,くびれがない(Fig. 3).
III型は起始部にくびれを有するが茎がない(Fig. 4).