赤芽球(二村 聡の消化管病理用語集)

erythroblast

核を有する赤血球の総称です。

近年、CD71に対する抗体を用いた免疫組織化学染色で赤芽球を同定できるようになりました。

赤芽球の核が消失する過程で網赤血球となり、最終的に赤血球となります。通常、幼若なものほど細胞サイズは大きく、分化・成熟するにつれて小さくなります。

慢性的なビタミンB12欠乏状態下では、骨髄中に病的に大きな赤芽球 (巨赤芽球)ばかりが目立ち、これが巨赤芽球性貧血の特徴的な病理所見となっています(Fig.1)。


Fig.1 骨髄所見.巨赤芽球性貧血の性質
(細川 治 , 他:悪性貧血.胃と腸 38:579-584,2003より転載)

 

 

 

 

 

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著者

  • 二村 聡 : 福岡大学筑紫病院病理部・病理診断科

タグ

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