患者さんに喜ばれる「大腸内視鏡挿入法」 
―その4 理想の内視鏡画面を出してみよう① 
Ⅰ はじめに/Ⅱ 著者の挿入スタンス 
鈴木康元(松島病院)

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Ⅰ.はじめに

 二木会流大腸内視鏡挿入法(以下、二木会流挿入法)の特徴は、挿入法がパターン化されていることと明文化されていることである。

そして、挿入法をパターン化する上で最も有用な学習法はビデオカンファレンス法(挿入中のモニター画面を録画したものを使用)で、これには上級医のビデオを見て学習する方法と自身のビデオを上級医に見てもらい指導を受ける方法とがある。

 

 今回、解説するのは前者の上級医のビデオを見て学習する方法で、その第一歩は上級医のビデオと同じ画面を作ることである。

時に上級医の挿入を見ていた初級医が「先生が挿入するといつも簡単な画面しか出てきません。こんな症例なら自分でもできますよ。」と不満を漏らすことがある。

この「簡単な画面」こそが「理想の画面」であり、初級医でも簡単に挿入できそうな「理想の画面」を作っていくことが挿入法をパターン化する上で最も有効な方策なのである。

それでは、これから直腸から盲腸までスコープを挿入する過程でポイントとなる関門と、そこでの「理想の画面」の出し方を解説する。

 

Ⅱ.著者の挿入スタンス

 挿入時のスタンスが違うと見えてくる画面にも違いが出てくるため、まず著者の挿入スタンスをご紹介する。

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