第4回 Crohn病-治療効果および寛解期のモニタリング

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治療効果のモニタリング

Crohn病 (Crohn’s disease:CD)でも、症状の改善に伴い腸管エコー(intestinal ultrasound:IUS)所見も改善します。
寛解導入療法後の治療成功の予測に関しては、ベースラインの血流多寡の有無が膿瘍や瘻孔の腸管合併症の予測因子となることが示されています1)
短期的なIUS所見の改善は将来的な長期改善の予測因子ともなり得ることが示唆されており2)、特に4〜8週のBWT改善はTNFα阻害薬の効果を予測する指標となります3)。さらに、TNFα治療後のIUSで寛解が確認された場合、内視鏡による粘膜治癒と比較して、ステロイドフリーの臨床的寛解を予測する能力が報告されています(Fig.14)

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