よろしくお願いいたします。
今回は、憩室出血に遭遇したとき発見確率を上げる方法、そして責任憩室・血管を確実につぶす方法をご紹介いたします。
まず前提として、憩室出血は、持続的に出血し続けているパターンは、 大腸カメラを行えば責任血管が確実にわかります。
ただ、そのような症例は稀で、ほとんどの症例は止血されておりますので、単純CTによる憩室の分布は最低限知っておく必要があります。
また、造影CTによる責任血管の同定は可能な限り行った方がよく、持続的に出血し続けていないような場合は、 腸管洗浄液による前処置は必要だと思っています。
我々は、憩室出血の大腸カメラでは、積極的に透視下での責任憩室の同定を行っています。
透視下では、骨盤の位置とCTの位置との比較、マーキングクリップによる位置情報など、責任憩室同定率が上がる要因がいくつかあります。 それらを踏まえて、責任憩室をキャストフードを用いて同定、および焼灼止血、ROLMを用いて完全につぶし再出血率を減らす新たな方法をご紹介させていただきます。