16 下行結腸 
大瀬良 省三(佐久総合病院佐久医療センター 消化器内科)

今回は、下行結腸の観察についてです。

 

上行結腸と同様に、下行結腸も後腹膜に固定されているため、他の部位に比べて観察しやすいと思います。

 

注意が必要なのは、ひだ裏とS状結腸下行結腸境界部です。特に12時方向のひだ裏は死角になりやすく、またS状結腸下行結腸境界部は屈曲で見逃しやすく、さらにスコープが抜けやすいので注意が必要です。

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