※2023/5/15(月) 連載開始しました!
大腸内視鏡検査は大きく、挿入、観察、診断、治療の4つに分けられます。
この4つはいずれも大事ですが、特に観察は重要です。
どんなに挿入がうまく、病変の診断ができて治療が上手でも、病変を見つけられないことには診断・治療に結びつかないですよね。
大腸内視鏡検査における病変の見逃し割合は、だいだい4分の1くらいと報告されています。
見逃しをゼロにするのが理想ですが、実際には難しく、少しでも減らすように観察することが大切だと思います。
大腸内視鏡検査で、どのようなことに注意し観察すれば見逃しを減らすことができるのか、これから数回に分けて述べていきたいと思います。
(「1 大腸内視鏡観察 ~病変をいかに見逃さないようにするか」より)
<連載スケジュール>
【総論】
1 大腸内視鏡観察 ~病変をいかに見逃さないようにするか
2 Interval cancer、post-colonoscopy colorectal cancer (PCCRC) 、quality indicator(QI)
3 腺腫発見率 (adenoma detection rate; ADR)
4 盲腸到達率、抜去時間
【各論 見逃しに関係する因子】
5 技術・経験
6 腸管前処置・鎮痙剤・鎮静剤
7 内視鏡・デバイス
8 IEE各論 NBI観察
9 IEE各論 BLI観察
10 IEE各論 LCI観察
11 IEE各論 TXI観察
12 見逃しやすい部位
【大腸の各部位での注意点、具体的な病変発見方法】
<1/22(月)公開>