ESDのプロが教える「俺のスネアリング」 
第023回 [大腸]Precutting EMRの工夫 
吉田直久(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科)

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※1カ月間の特別限定公開 6月10日(水)~7月9日(木)まで

[今井先生による、吉田直久先生(京都府立医科大学大学院消化器内科)のご紹介(02:09)]

※音声が再生されますので、音量にご注意ください。

 

[病変の概要]

症例は70歳代男性。現病歴は多発ポリープの治療目的に紹介となり、上行結腸のTisおよび横行結腸のT1aに対してESDを2回実施した。

紹介元の情報からは上記の2つ以外は大きなポリープはなく、いくつかの残存する20mm未満のポリープに対する治療目的で入院となった。

提示病変は長径20mmで癌も疑われる病変であり、事前に判明していればESDによる治療も考えられる病変であったが、EMRでの入院であったためprecutting EMRによる治療を選択した。
また、心房細動に対してリバーロキサバンを内服して当日休薬とした。

 

[関連情報]

precutting EMR使用スネア

Captivator II  25 mm(Boston Sci.;Fig.a)  もしくは
SOUTEN(20mm, Kaneka Medics;Fig.b)*今回の提示症例で使用.先端にディスクがついている

局注液 0.2%ヒアルロン酸Naであるムコアップ1V(20mL)(Boston Sci., 生化学工業)に生理食塩水40mLと0.4%インジゴカルミン0.3mLを添加し、0.13%のヒアルロン酸Naの濃度(原液の3倍希釈)として10mLシリンジに詰める
局注針 high flow針である25 gauge, 3mm, 鈍針のImpact flow (TOP)
高周波設定 VIO3(ERBE)
 周囲切開  EndoCut I, effect 2, duration 2, interval 2
 スネア切除  EndoCut Q, effect 3, duration 1, interval 6
 出血時  Spray凝固3.0

 

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